2013年6月15日土曜日

雲や雨や

「曇った天気が多いですね」
「雨の絵が多いですね」
なぜ?

という質問をよく受けます。

去年末、東京へ旅行に行った時に、着いた途端喉がイガイガするほどの湿度の低さと寒さを経験して、
私は旅の後半ごろには生まれて初めてのホームシックになったのです。
そして沖縄に帰った時、
冬の沖縄の適度な湿度と温度をとても心地よく感じ、
あらためて
なんて良いところだ、と、身体で地元の良さを再認識したのです。

ああ、この感じを描きたいな、と思ったのが透明水彩画に転向した決定的な要因ではないでしょうか。(ほんとはもっといろいろありますけれども)

一年中湿度のある、
夏には物がすぐかびる。
でもね、
湿度って、
とっても大事なんだよ?
水が無いと生き物は死んじゃうんだよ?

単純にそれを表現したかったのです。

それに、雨上がりのしっとりした土の匂いってなんか素敵だと思いませんか?
私は思います。

水分を表現したいのでパネルに特殊な下地を何度も重ね塗りして透明水彩で描ける様にしました。
どうしてもアクリルより透明水彩を使いたかったのです。
まあ慣れもありますけれども。

梅雨の曇天模様の中でのしっとりした展示になるはずでしたが
から梅雨+早い梅雨明けで全く予想はずれの展示会になりましたが、
カーッとしたお日様から少し隠れて
クールダウンにOMAR BOOKSへ来られては如何でしょう?

明日、最終日、終日在廊しておりますー。

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